花にまつわる仕事をしているかわしまよう子さんに、先日街でばったり会いました。埼玉県立近代美術館で来月から始まる「丸木スマ」展で写真を展示するとのこと。
「へくそ花も花盛り」ー大道あや聞き書き一代記とその絵の世界ーを読んでいて、その率直さと記憶力のよさ、60歳から描き始めたという絵に魅了されていました。丸木スマさんは大道あやさんのお母さんです。親子ともに素朴画家として、農業に従事するかたわら、絵を描いたそうです。のびのびと描かれた猫やにわとり、力強い野菜や花の絵が素直に心に響いてきます。
もう一人好きな人に斉藤けさ江さんが居ます。この人もまたずっと農業をしていて、晩年になってから絵筆を持った人。けさ江さんの絵も身近にある野菜や花が生き生きと描かれています。生活から、生きていることからでてくる絵はシンプルで強い。
7月6日にあるというかわしまさんのトークも聞きにいきつつ、「丸木スマ展」を見にいくのを楽しみにしています。
丸木スマ展 7月5~8月31日 埼玉県立近代美術館
7月6日 3時半~4時 かわしまよう子アーティストトーク